2020年1月1日水曜日

ビギナーズラックから始まるギャンブル依存症の恐怖

高収入エリート夫が自己破産…自覚なく進行するギャンブル依存の恐怖

2020/1/1(水) 6:01配信



サンダル履きで通えるパチンコ、スマホ一つあればいつでもどこでも競馬、競輪、競艇などが楽しめるオンラインサイト、さらに日本版IR(統合型リゾート)導入で新たに誕生するというカジノ――。成人男性15人に1人と、世界でもダントツで高い割合の日本のギャンブル依存症患者はいったいどこまで増えるのか。(フリーライター さとうあつこ)

外資系金融会社に勤める夫からある日突然、「借金が返せないので自己破産しようと思う」と告げられました。実は夫は年収3000万円を稼いでいながら、家にはほとんどお金を入れていませんでした。生活費は私のパート収入、月8万円でまかなっていたのです。聞けばなんと競馬、競艇、FXとあれこれギャンブルや投資に手を出し、首が回らなくなったとのこと。去年、子どものお年玉がなくなり大騒ぎしたことがあったのですが、今にして思うと犯人は夫だったのかも……。いったい何が彼をここまで狂わせてしまったのでしょう。

誰がいつ、どこでひそかにギャンブルにハマるかわからない――最近はスマホ一つでアクセスできるギャンブルが増えてきた。たとえば、インターネット上で現金を賭け、カジノゲームに参加するオンラインカジノ、略称“オンカジ”。日本では公営ギャンブル以外の賭博は禁止されているが、海外法人が運営し、サーバーも海外にあることから合法とうたわれ、利用者が後を絶たない。

競馬、ボートレース、競輪など、公営競技の投票券が購入できる総合サービスサイトもある。移動中や外出先でも24時間アクセスできるだけでなく、スリリングなライブ映像も見られるというものだ。このほか、FX(外国為替証拠金取引)などの投資に依存するビジネスパーソンも増えている。

● 成人男性の15人に1人が ギャンブル依存症の可能性

日本医療研究開発機構の推計(平成29年度)によれば、ギャンブル依存症の疑いがある人は成人男性で6.7%(女性は0.6%)。15人に1人という割合だ。男女あわせると推計320万人で、成人の3.6%におよぶ。カジノ大国といわれる米国やオランダの1.9%を抜き、世界でもダントツに高い数字だ。

大きな要因の一つが、大衆娯楽として定着しているパチンコだ。ギャンブル依存症の疑いがある人の中で、「パチンコ・パチスロが中心」と答えた人は約8割にのぼる。日本生産性本部の「レジャー白書」によると2018年の参加人口は950万人。バブル期の3000万人から減っているとはいえ、国中どの町にもパチンコホールがあり、サンダル履きで出かけられるのは日本くらいだろう。

ギャンブル依存症は、“脳と人格が変わる病”といわれる。単に意思が弱い人、だらしがない人が陥る嗜癖(しへき)と誤解されがちだが、一度ハマると自分の意思ではやめられなくなってしまう“疾患”だ。DSM-5(精神障害の診断と統計マニュアル)、およびICD-11(国際疾病分類)では「ギャンブル障害」という呼称で精神疾患に位置付けている。

関係が深いとされるのは、ドーパミンという脳内の快楽物質。ドーパミンが刺激されることで、強烈な快感が脳に記憶される。何度か繰り返すうちに脳が刺激に慣れてしまい、より強い刺激を求めるうち、のめりこんでしまう。特徴は4つ。とことんやらないと満足できない「耐性」ができていること、やらないと落ち着かない「禁断症状」があること、行動を抑制できない「コントロール障害」が見られること、常に心を奪われている「とらわれ」があることだ。

公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表は次のように説明する。

「最初の頃は単なる気分転換に過ぎないんですよ。でも、いったん『楽しかった』『憂さ晴らしできた』という“記憶のレール”ができてしまうと、ストレスフルな出来事が続いたときなどに再びレールに乗り、そのままジェットコースター状態に突入してしまうのです」

しかし、最初の快楽はほどなく消えうせる、と田中氏。田中氏自身、祖父、父、夫がギャンブラーであり、自身もギャンブラーだった過去を持つ。

「依存症になると、暇さえあればギャンブルをやってしまう。あっというまに300万円、400万円とすってしまい、頭の中は損をしたお金のことでいっぱいに。不安でがんじがらめになり、ネガティブな感情ばかり湧き起こってくる。だから損した分を取り戻そうと、またギャンブルをやるわけですが、束の間、現実逃避できるだけで楽しくなんかない。苦しさが募るだけです」

● “高収入エリート夫”たちが ギャンブルにのめりこむワケ

「無断欠勤が続き職を失う」、「失踪し、ホームレスになる」、「家族や親類が借金を肩代わりし、共倒れする」といった悲惨なケースはざらだ。事実、精神科医の森山成彬氏が 2008年に報告した調査結果では、ギャンブル依存患者がギャンブルにつぎ込んだ平均金額は1293万円。平均負債額は595万円に及んでいる。

横領などの経済犯罪や殺人、強盗などの事件に発展する場合もある。典型的な事件が2014年に起きた横領事件。大手商社から海外の関連会社に出向していた東大卒の30代男性が、横領した金、7億円をひたすらFXにつぎ込んでいた、というものである。

「ギャンブル依存症は他の依存症に比べ、高学歴の人が多いという研究結果もある。高年収のエリート層や富裕層も例外でないばかりか、実は高収入の人ほど問題が大きくなり、回復が難しい。賭け金が大きくなっても、事の大きさを自覚しづらく、周囲にも発覚しにくいのです。また、収入が低ければやがて種銭(たねせん)も底をつき、ギャンブルそのものができなくなってしまいますが、お金があるとなかなか底つきに至らない」と田中氏。

実際、同氏が代表を務める「ギャンブル依存症問題を考える会」にも、冒頭の事例のように、転落した高収入夫に翻弄される“ギャン妻”が次々に駆け込んでくるという。

「ギャンブル依存症は“否認の病気”と呼ばれる。本人にはまったく病気という自覚がありません。それだけにある日突然、借金に苦しんでいることを告白されたりすると、家族は病気と思わず、お金を工面し尻ぬぐいしてしまう。おかげで本人はまたギャンブルができるようになり、結局、病気が深刻化していくのです」

● カジノの経済効果の裏で 膨れ上がる負のコスト

ギャンブル依存症はどうすれば回復するのだろうか。

主な治療法としては、専門治療施設や民間施設で行っている認知行動療法プログラムが挙げられる。グループセッションを通し、自分の考え方の癖や、金銭管理など日常生活を見つめ直すといった内容だ。

一方、薬物療法では、ギャンブルへの欲求を抑えるとして、アルコール依存症などに用いるオピオイド拮抗薬が注目されている。だが、ギャンブル依存症について認可された薬は、世界的にまだないのが現状だ。

もう一つの治療法が、自助グループGA(gamblers anonymous)に参加する方法だ。1957年に米国ロサンゼルスで始まった活動で、日本でも展開されている。当事者同士が集まり、過去の経験や現在の状況を語り合うグループセラピーのほか、回復プログラム「12ステッププログラム」を実践する。自分とギャンブルとのかかわり方とともに、これまでの考え方、生き方を見直す。生きづらい考え方、生き方を変えていくことで日常のストレスに対応できるようになり、ギャンブルへの依存を克服していく。

「生き方そのものを変えない限り、ギャンブル依存症は再発してしまう。他人とつながり、助けられたり助けたりする経験を繰り返し、孤独感、自己否定感を癒やしていくことが回復につながります」

気になるのは目下、政府主導で導入が進められている日本版IRだ。IRとは、宿泊施設、テーマパーク、商業施設、カジノなどを一体的に整備する統合型リゾート。巨大IRでインバウンドを成功させたシンガポールやマカオに続こうと、国は2016年にIR推進法を、続いて2018年にIR実施法を成立させた。一方で、2018年からギャンブル等依存症対策基本法も施行。2019年12月には、厚生労働省がギャンブルの依存症治療の中で、これまで対象外だったグループ診療を公的医療保険の対象とする方針を固めた。

田中氏は、カジノは経済効果を生むとされるが、倒産や生活保護、一家離散、犯罪、自殺が増えるなど“負の影響”も見過ごしてはならない、とも指摘する。

「1.5兆円の酒税に対し、アルコールによる社会的損失は金額に換算しておよそ4兆円といわれます。カジノによって負の社会コストが経済効果を上回るようではつくる意味がありません。ギャンブル依存症対策が、現状ではまったく足りていないということです」

健康保険料という形で国民がコストを背負うことについては、賛否両論ある。いずれにしてもギャンブル依存症とそのリスクについて知っておくことは、“ギャンブル大国”で暮らすわれわれにとって必須といえそうだ。

参照元 : ダイアモンドオンライン

ギャンブル依存症の引き金、「ビギナーズラック」が危ない

昨年末、福岡県飯塚市の斉藤守史元市長らが平日昼間から賭け麻雀を行っていたことが発覚。今年1月末に飯塚市長を辞職した。疑惑を向けられた当初、「金をかけなければ麻雀人口が減る」と自己弁護したことも批判を浴びた。このように、ギャンブルによって自らの社会的な評判や地位を失うことは決して珍しいことではない。

国立病院機構久里浜医療センター・樋口進氏を代表とする厚生労働省の研究班が2014年に行った調査によると、ギャンブルをやめることができず日常生活に支障を及ぼしている依存症の患者は、日本全国で536万人にも及ぶという。特に男性では全体の8.7%にものぼり、およそ9人に1人は依存症の傾向があるという驚きの結果も発表された。

ギャンブル依存症には適切な治療が必要だ。しかし、「やめられないのは意思が弱いから」というように性格の問題として片付けられてしまいがちであることから治療が遅れ、症状が悪化する原因のひとつとなっている。正しいギャンブル依存症への理解を広め、対策を整えていくことが患者の増加を食い止める一歩になることは間違いない。

そこで、ギャンブル依存症の原因や治療の方法、そして行うべき対策を知るべく、ギャンブル依存症の患者の治療やブログでの情報発信を行う医療法人社団榎本会榎本クリニック・山下悠毅院長にお話を伺った。

親の年金を使い切り
生活保護を余儀なくされるケースも
――ギャンブルが好きな人はたくさんいると思いますが、依存症かどうかはどのように判断するのでしょうか。

山下 判断する条件は、大きく分けて以下の3つです。

(1)1日中ギャンブルのことばかり考えてしまう
(2)「やらないほうがいい」と自分で分かっている
(3)自分の力で止めることができない

これらの条件が満たされていると、病気だと判断して治療に移ることが多いですね。ただ、医学的に明確な診断基準がないことから、最終的には本人や周囲の人が困っており、治療を望んでいるかどうかに基づいて治療を開始します。

――ギャンブル依存症について、今までご覧になってきた患者ではどのようなケースがありましたか。

山下 自分の貯金を使いきってしまうのはもちろんのこと、家族が借金を数百万円工面した後も続けている方が大多数です。中には、親の年金にまで手を出してしまう方もいます。私が経験した最も深刻なケースだと、両親の積み立てた保険を解約し、土地の権利書もこっそりと売ってしまった方を診察したことがあります。結局その方は、本人の治療はもちろんのこと、ご両親の生活保護の書類も私が書きました。

ギャンブル依存症
やめられなくなるメカニズムとは
――「やめられないのは意思が弱いからだ」という意見を言う人もいます。

山下 ギャンブル依存症は「意思の弱さ」といった性格が原因なのではなく、治療が必要なれっきとした「心の病」です。こういった間違ったイメージをなくしていくためにも、ギャンブル依存症についての正しい理解が広がることが必要だと考えています。

まず、「依存症とは何か」について説明しますね。ギャンブル依存症は、大麻や覚せい剤などが原因の「物質依存症」とは異なり、「行為依存症」と呼ばれています。「私たちは、「のるか、そるか」といった、まさしくギャンブル状態におかれると、興奮してドキドキしますが、そのドキドキがやみつきになって該当行為をやめられなくなることを指します。ちなみに、万引きや盗撮が止められない方も、この「行為依存症」です。そのため、私は「行為依存症」を「ドキドキ依存症」とも呼んでいます。

――ドキドキしているとき、体内ではどのような変化が起こっているのでしょうか。

山下 人間の頭のなかを簡単に表現すると、「本能」と「理性」に分けることができます。本能は、大脳辺縁系という部分で、好き嫌いを決める偏桃体や、記憶に関わる海馬などからなっています。これは全動物に備わっていて「エサを食べたい、異性に接近したい」といった欲動のアクセルです。

一方、理性を司っているのが前頭前野です。これは、人間が最も発達しており、「おいしそうだけど、今はお腹いっぱいだから後にしよう、異性に対していきなり抱きつかずにまずはデートに誘おう」というように、欲動に対してブレーキをかける機能を持っています。

そして、依存症患者は、この脳の「本能」を司る大脳辺縁系の周囲に「依存の回路」が後天的にできてしまっているのです。

ギャンブル依存症患者も、普段は「理性」を司る前頭前野のブレーキがきちんと働いているのですが、パチンコ店や競馬場の前を通りかかった瞬間、過去の記憶や快感が呼び起こされ、大脳辺縁系周囲の回路が強く活性化します。その結果、回路に多くの血液が集まり、前頭前野の血液量が少なくなる(※)ことでブレーキ機能が停止状態となり、アクセルが暴走してしまうのです。

※人は、アルコールを摂取すると前頭前野の血流が低下し、ブレーキ機能が低下することが証明されています。そのため、アルコールを摂取すると暴言を吐いたり、セクハラをしたりといった不適切な行為が多くなる傾向にあります。ギャンブル依存症では上記のような血流の動きはまだ完全には証明されていませんが、アルコール摂取時と同じようなメカニズムが脳内で起こっている、と山下さんは言います。

ビギナーズラックや大当たりが依存症を加速させる
――依存症になる人とそうでない人がいるのはなぜでしょうか。

山下 暇であったり、趣味や専念できるものがない、なんて方は危険ですが、それ以上に重要な要素が「ビギナーズラック」です。誰だって、初めてギャンブルをした時に、一度も当たることなく大金をすってしまったら、「二度と行くもんか」と思いますよね。しかし、偶然にも初めて行った時に大きく勝つ人がいる。そうすると、ドーパミンが大量に分泌され、大脳辺縁系に依存の回路ができるのです。私も、パチンコは友人に誘われ、行ったことはあるのですが、もしそこでビギナーズラックを経験したならば、依存症になっていた可能性があると思います。

――パチンコや競馬、宝くじなど様々なギャンブルがありますが、特に注意が必要なものはありますか。

山下 運だけが大きくものをいう宝くじで、サラ金からお金を借りてまで依存してしまう人は皆無です。一方、素人が偶然、羽生善治さんに将棋で勝ったとしても、勉強を非常に要する将棋の依存症になることもありません。

つまり、大切なのは、この「運」と「勉強(工夫)」の組み合わせなのです。パチンコや競馬は、雑誌を読んで機種や馬の研究をするなど一定の工夫のしがいがあり、かつ運も必要になってきます。これが、ギャンブルが面白くなる絶対的要素で、依存の回路が強化されている条件なのです。また、「自分は努力している」という自己肯定感や「自分は選ばれている」といった選民意識もそれを後押ししていると思います。

「欲動のアクセル」を抑え
「理性」のブレーキをかけること
――では、ギャンブル依存症はどのように治療を行えばいいのでしょうか。

山下 よく、クリニックにいらっしゃった患者のご家族の方が「もうやらないように反省文を書かせました」「もうしませんと誓わせました」とおっしゃるのですが、これは全くといっていいほど意味がありません。先ほども説明したように、依存症患者はギャンブルを目の前にすると、理性である前頭前野のブレーキが壊れた状態になってしまうからです。いくら理性の部分で反省や誓約をしたところで無意味なのです。

そこでまず今すぐにとりかかれることとしては「できてしまった依存の回路が回らない、つまり前頭前野のブレーキが壊れない環境をつくる」ことです。当たり前ですが、ギャンブルはお金を持っていないとできませんから、家族にお金を管理してもらい自由に使えないようにすれば、ブレーキがきちんと機能し続けるのです。

お金のようにギャンブルをしてしまうきっかけになるものは、ほかにも数多くありますが、私はこれらをまとめて「THE・TPO」と呼んでいます。以下のような要素をできるだけ生活のなかから排除することが依存の回路を回さない環境づくりのためには重要です。

T:ツール(道具)打つためのお金、お店に行くための車など
H:ヒューマン(人)一緒に行く人、パチンコの雑誌を見せてくる人など
E:エモーション(感情)職場や家庭でのストレス、孤独感や寂しさなど

T:タイム(時間帯)ノー残業デーの帰り道、休日の空いた時間など
P:プレイス(場所)お店がある場所、ギャンブルの雑誌がある場所
O:オケーション(状況設定)上記のT・H・E・T・Pの組み合わせ

これらを徹底的に、できうる範囲内で日常から排除、解決していくのです。

例えば、日曜日の暇な時間帯(T:タイム)にギャンブルをやってしまう傾向がある人は、その時間にジムに行く習慣をつけてパチンコができないようにするといった対策が考えられます。また、パチンコ店が通勤ルートにあり(P:プレイス)目に入るとやりたくなってしまうという人は、通勤ルートを変えてその道を避けるという対策をとることができるでしょう。

もうひとつ重要なのは、「自分でもう一つブレーキを作る」ということです。これを私は「二次ブレーキ」と名づけていますが、前頭前野が機能停止をしても大丈夫なようにしておくのです。

簡単に言うと、いつもパチンコ店の前を迂回して通勤している人が、偶然出張などでパチンコ店を見つけてしまったら、「あっ、と思ったその瞬間に、180度後ろを向いてその場を離れられるようダッシュする」とあらかじめ決めておくのです。こうすることで、欲動のアクセルが暴走してしまうその前に、問題行動を防ぐことができるのです。

私の行う治療では、実際にパチンコ店を見つけてしまったと仮定して、ダッシュするロールプレイングも行っています。何度も練習することで、この二次ブレーキのかけかたを覚えこませることが大切です。

カジノ法案が成立
ギャンブル依存症は増加する?
――2016年12月にはカジノ法案が成立しました。今後ギャンブル依存症患者が増える可能性も指摘されていますが、どのような対策をとっていけばよいでしょうか。

山下 現状、日本にはパチンコ店や競馬場が数多く存在しており、既に日常生活のなかにギャンブルが浸透しています。ですから、新しくカジノができたことでギャンブル依存症患者が急増するとは思いません。

例えば、オリンピックに向けて都内にたくさん日本酒のバーができたところで、コンビニでビールが買える日本において、アルコール依存症の患者が増えないであろうことと同様です。

ただ、世界各国ではカジノを設置する際に、ギャンブル依存症患者が増えないように法律が定められるなど様々な対策がとられています。

例えば、韓国では入場回数が多い顧客に対してカウンセリングが定められており、依存症が深刻になる前に治療を始められるようになっています。また、韓国やマカオ、シンガポールでは、依存症やそのリスクが高い利用者は本人もしくは家族・行政がカジノ施設への入場を規制することができるようになっています。

日本でもこうした各国の対策を参考にして、依存症患者の治療制度を整備していく必要はあると思います。

参照元 : ダイアモンドオンライン

パチンコやパチスロ、FXなどで大勝ちすると、脳から幸せ感を感じる成分「エンドルフィン」が出ます。

これを一度味わうと、またその快感を求めてパチンコホールに向かい、FXでは根拠のない所でエントリーを繰り返すポジポジ病になりお金を失っていく。

最悪、借金地獄になり人生崩壊になります。これがいわゆるギャンブル依存症の怖さなのです。

FXは私もやってますが、チャンスがない限りむやみにエントリーしません。たとえ自分の予想が外れて逆の方向に行っても、冷静に損切りして仕切りなおします。

私は元々、パチスロで食ってましたがギャンブル依存症ではありませんでした。なぜならパチスロが好きでホールに通ってなかったからです。

パチスロを打っていた理由は単純に稼げたから。なので5号機になって稼げなくなった時、すんなりとスロプロから足を洗いました。

そこからFXの世界に飛び込みました。メンタルはパチスロ時代に鍛えていたのでFXでも冷静に勝てるようになりましたが、ギャンブル中毒にはなっていません。機械的に冷めた感じでエントリーしています。

損切りの目安は資産の1%マイナスになったら切ることを徹底してます。FXは負けた時の想定、対応が一番大事だからです。資産を無くさない事がFXの世界で生き残るために一番気を付ける点です。

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